夢を見る眠り
いかなる説であれ、睡眠の一般論がよいものであるなら、この疑問に対して満足できる解答を出さなければなりません。
これまで、睡眠の不動化説は、この問題に完全に沈黙していました。
ともあれ、ベッドや寝床での眠りが動物から面倒なことを締め出すだけに役立つものならば、なぜ睡眠はこんなに複雑でなければならないのでしょうか。
なぜ夢見睡眠と夢見でない睡眠という二種類の眠りが必要なのでしょうか。
初期の不動化説は夢見睡眠を無視していて、そこが弱点でしたが、最近新事実を組み込んでまともな学説を構成することができました。
これはまだたいへん新しい理論ですから、おおいに議論してもらわなければなりません。
突っ込んだ論議のためには、いくらか事実を知っておく必要がありましょう。