鉄の都・釜石

この夏、私は東北の釜石に旅した。

釜石は日本の近代製鉄の夜明けの地である。

安政五年(一八五八)、大島高任によって、この地ではじめて高炉による鉄鉱石からの製鉄が行われたのである。

そうしてその歴史を受けついだ新日鉄釜石製鉄所があり、「鉄の史料館」を設けている。

また本年七月二十日に開館したばかりの釜石市立の「鉄の歴史館」が海の見える岬の上にあった。

前者は大島高任の先駆的な業績と釜石製鉄所の歴史を語る地味な学術的な施設。


近代製鉄が生まれたのが東北というのはちょっと意外なような気がします。

それはさておき、身近に感じることができる鉄や鋳物ということで、ロートアイアンというものがあるようです。

家のエクステリアもおしゃれになっていいですね。

この仕事の裏話・・・その6

これは、サスペンスやミステリー、SFといったエンターテインメントから、純文学、絵本、ビジネス書、啓蒙書、ノンフィクションに至るまで、どのジャンルの作品にも当てはまる大原則といってよいだと思います。

したがって、翻訳家に求められるものは、何といっても原書の内容や作者が伝えたいこと、作者の持つ雰囲気を正確に読み取る力といえます。

正確に読み取るというのは、字間を追って内容を把握すればいいというだけではありません。

原書に描かれている世界を、作者と同じ視点、レベルに立って日本語で再現していくということです。

当然、作者と翻訳家は違う人間です。

まったく同じように再現できるわけはありません。

であるからして、ここでは想像力を駆使しながら、限りなく作者の世界に近づいていくことが大切だといいたいわけです。

また、ときには作品の時代背景を調べたり、作者自身のプロフィールを仕入れたりして、原書の世界に入っていきやすい環境を整えることも必要です。

ところで、作者になりきって原書を読み込み、作品の世界を十分に把握できたとして、その世界をいかに日本語で表現していくか、これが出版翻訳家が次に心を砕くべき重要なポイントです。

外国語ばかり堪能でもやっていけないのですね。

サッカー基本の戦術

サッカーで「基本の戦術」は、試合のときに選手をどう並べるか、ということではない。

1回ごとに、自分で状況を判断し、どういうプレーをするかを自分で決めることである。

だから、戦術を教えることは、技術の型を教えるよりも、ずっとめんどうだ。

戦術は、"頭とからだ"の両方に、同時に覚え込まさなければならない。

「なんのための練習ですか」と聞かれて、「東京の大学でもやっているんだから間違いない。

黙ってやれ!」と教えたという話を聞いたことがあるが、「おれについてこい」というやり方は、ここでは通用しない。

なぜなら、サッカーユニフォームを着て試合に出たら、いちいちコーチの指示を仰ぐわけにはいかないのだから、練習のときから、ひとりひとりの頭の中に、理論的な考え方をたた個人の戦術き込み、自分で考える習慣をつけなければならない。

この仕事の裏話・・・その5

フリーだからこそ、お互いが気持ちよく仕事を進めていかれるよう気配りをする必要があること、円滑なコミュニケーションを心がけることが重要となってくるのだと思います。


「どうしても、海外のミステリーを翻訳してみたい!」そんな、出版翻訳に情熱を燃やす方のために、ここではプロの出版翻訳家への道をお教えします。

翻訳はそれぞれの分野によって、気を遣うべきところが少しずつ違います。

たとえば、出版翻訳は原書を忠実に再現しながらも、日本語の読み物として完成度の高い作品を提供していかなければなりません。

そこには、同じ翻訳を志すうえで気をつけたいこと、メディア翻訳や産業翻訳とは異なる大切なポイントというものがあるのだと思います。

では、出版翻訳を志すうえで気を付けたいこと、必要な資質というのはどういうものなのだと思いますか。


出版翻訳では、どんなジャンルの作品取り扱うにしても、絶対に忘れてはならないことがあります。

それは原書の持つ魅力をいかに忠実な日本語で再現するか、という点です。


翻訳というと、出版物のイメージがやはり強いですね。

この仕事の裏話・・・その4

わからないことは調べ、後は地道に翻訳作業を繰り返す。

翻訳家は実に机の前に座っている時間が長い仕事であり、ゴールに向かってコツコツと訳を積み重ねていく仕事でもあります。

したがって、「コツコツ地道に」が苦手な人には向きません。

頂上を目指して、一歩一歩進んでいく。

この作業を大切にしなければ、翻訳という仕事はできないのだと思います。

フリーランスで活躍する場合、基本的に仕事に関しては個人単位で動くことになります。

会社に属して働く人たちのように、社内の人間関係やチームワークを大切にするといった気配りは必要としませんが、フリーだからこそ大切にしておきたいものもあります。

たとえば、産業翻訳であれば翻訳会社、出版翻訳であれば出版社、メディア翻訳であれば映像制作会社のように、仕事の発注をしてくれる人たちとのコミュニケーションは図っておかなければなりません。

また、いざというときに助けてくれる翻訳家仲間とは、常にいい関係を築いておきたいののもです。

個人で動く仕事だからと、人とのコミュニケーションをおざなりにするようでは、いい仕事が回ってくるチャンスを逃すばかりか、いい訳を仕上げていくこともできません。

常に机に向かっていると言うよりは、コミュニケーション能力も必要なのですね。

この仕事の裏話・・・その3

いつ何時、どんな知識が必要となるかわからない。

これが翻訳の世界です。

深みのある訳、的確な訳に仕上げられるかどうかは、翻訳家自身にどの程度のストックがあるかにかかっているといえます。

それだけに、どんなものにも興味を持ち、さまざまな情報に敏感であること、常に好奇心を失わず、あらゆる知識を吸収しようとする姿勢を保ち続け、知識のストックを増やし続けることが大切になってくるのだと思います。

ベストセラー本に翻訳者として名前が載る。

あるいは、大ヒット映画に字幕翻訳者として名が出る。

翻訳の仕事をこのような華やかな面だけでとらえている人は、後で大きく後悔するはずです。

というのも、訳書に名前が載る、映画に名前が出るというのは、あくまで仕事の結果にしか過ぎません。

その過程は、非常に地味で孤独な作業ばかりなのだと思います。

翻訳作業の90%は机に向かい、辞書と首っぴきでひたすら原文を日本語文章に置き換えることに費やされます。

残りの10%も、調べものをするために図書館や書店に足を運んだり、電話で不明点を原作者に問い合わせたり、スムーズに翻訳を進めていくうえでの調査が主体となります。


翻訳をやる人は、本を読むことが苦にならない人がいいんですね。

濃霧

明治二十二年、二十ニマイル沖までとどく、千二百燭光の襟裳灯台ができてからも、遭難はあとをたたない。


海の魔女の息吹のような濃霧が、灯台の光をさえぎるからです。


霧笛が霧の中を航海する船人に呼びかけたが、一年二百六十四日は十四メートル以上の風のあるここでは、霧笛の声まで天空に引きさらってしまいます。


そこで北海道ツアーでは目にも耳にも感じない霞波が、危険信号を船に送ってよこします。

この仕事の裏話・・・その2

先ほどの続きです。

しかし、翻訳技術を磨いていれば、必ず一人前の翻訳家として活躍できる日がくることも確実です。

ただし、それにはレベルアップを常に図る、売り込みを欠かさないといった、本人のたゆまぬ努力が必要であることは忘れてはなりません。


翻訳家は、フリーランスという形態で働く場合が大半です。

であるからして、休めば仕事は減り、収入も確実にダウンしていくということになります。

コンスタントに仕事をこなしていくためには、何といってもまずは病気をしないこと、これが大原則となります。

したがって、常に健康には気を遣い、心身をベストコンディションに保っておかなければなりません。

会社組織という後ろ盾がないだけに、自分の体が大切な資本になるということは、心に刻んでおきましょう。

翻訳家には、実に広範な知識が求められます。

得意分野うぃひとつ持っていても、その分野の仕事だけが回ってくるとは限りませんし、ときには今までふれたこともないようなジャンルについて翻訳をしなければならないこともあります。

特に、出版翻訳は文化や習慣、風習、スラングから流行のテレビコマーシャルなど、手がける原書によってありとあらゆる知識が必要とされることが多々あります。

産業翻訳にしても、広範な知識だけでなく、高度度な専門知識を要求される仕事が数多く存在し、生半可な知識だけでは、到底ついていけません。

この仕事の裏話・・・その1

翻訳という仕事。実際はどんななのか話を聞いてみました。

翻訳の勉強をスタートさせたところから、すでにみなさんはプロの翻訳家になるための第一歩を踏み出したことになります。

そんなみなさんのために、翻訳家としての心構えを伝授しておきます。

実力を認められ、幸運にも翻訳をやらせてもらえることになった。

おそらく翻訳の勉強を続けていくうちに、いつかは翻訳家として仕事を任されるチャンスがやってくるはずです。

しかし、翻訳というのはあくまで実力の世界。

チャンスはうまくつかんだものの、それを後々につなげていけるかどうかは、あくまで訳文の出来次第なのだと思います。

まず翻訳とは、それだけ厳しい世界であるということを心に留めておいてください。

さて、ようやく仕事をひとつもらえたのに、次の仕事が回ってこない。

翻訳の仕事には、往々にしてこのような事態が起こります。

「忙しくてどうにかなりそう」といったうれしい悲鳴は、新人のうちはなかなかあげられないもの。

次から次へと仕事がくる人というのは翻訳家の中でも数少なく、かなりの実力があると認められた人に限ります。

翻訳家としてデビューを果たしても、生活に困らないだけの収入が得られるまでには、それなりの月日が必要です。

オペラの支配人 その2

劇場支配人のもつ権限は非常に広く、またその責任も大きかった。

こうした舞台物を継続して運営していくにはヨーロッパの多くの町はまだ未成熟で、とくにドイツは人口3万人もいれば大都会と言わなければならなかった。

そのために多くの独立採算による劇場では倒産が頻発し、経営者の交替は頻繁でした。

この問題は単に劇場経営だけにとどまらない都市そのものの発展の問題をも含んでいました。

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